こんな悩みを解決するために、WordPressを最新バージョンに更新する方法を解説します。
本記事の内容
- WordPressを最新版に更新する理由
- WordPressを最新版に更新する方法
WordPressでは、定期的に最新バージョンをリリースしています。
WordPressを更新することで新たな不具合が懸念されることもありますが、基本的にアップデートがリリースされたらすぐ更新することをおすすめします。
なぜなら、新たに見つかっている不具合や脆弱性を改善するために必要だからです。同時に最新バージョンにしないことのリスクも考えなければいけません。
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WordPressを最新バージョンに更新する理由
そもそも、WordPressは頻繁に最新バージョンをリリースしています。
利用者からすれば「なぜ定期的に更新をしなきゃいけないの?」と思うかもしれません。しかし、WordPressを更新する理由を知れば、疑いも晴れるはずです。
結論として、セキュリティ上の観点から最新バージョンがリリースされたらアップデートすることをおすすめします。
具体的には、不具合や脆弱性の修正が行われることでセキュリティが向上するので安全性が高まります。
それに更新作業は超簡単なので特に面倒なことでもありません。ただし、懸念されるのは最新バージョンでの新たな不具合やWordPressテーマやプラグインとの互換性です。
WordPressを更新する理由
- 不具合を修正できる
- 脆弱性を修正できる
- 新機能が利用できる
①:不具合を修正できる
WordPressで最新バージョンがリリースされるのは、不具合を修正するためです。
長い間、更新せずにいきなり最新版に切り替えるとトラブルが起こるリスクも高まり、古い不具合なのか、あるいは新たなものなのか分からなくなってしまいます。
それらを未然に防ぐなら、小まめなバージョンアップを心がけましょう。
②:脆弱性を修正できる
WordPressを最新バージョンに更新せず使い続けていると、セキュリティが脆弱になりウイルスへの感染やハッカーによる攻撃リスクが高まります。
ウイルス感染やハッキングなどが起こると、WEBサイトのデータがすべて消えてしまうこともあるので注意してください。
セキュリティを万全にして自分のサイトを守るためにも、定期的に新しいバージョンにアップデートしておくことをおすすめします。
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③:新機能が利用できる
WordPressの最新バージョンでは、不具合やセキュリティの修正だけではなく、新機能の追加もあります。
例えば、WordPressのエディターが2018年12月に新エディター「Gutenberg」に一新されて、記事の編集方法が大きく変わりました。
このように、WordPressを頻繁にアップデートしておくことで、便利な新機能をいち早く使えるようになります。
WordPress更新の確認方法と種類
ここからは、WordPress更新の確認方法をご紹介していきます。
一般的には、WordPress管理画面「ダッシュボード」→「更新」に赤い通知アイコンが表示されたり、「WordPress5.8が利用可能です!今すぐ更新してください。」といった通知でアップデート有無を確認できます。
また、WordPressはPHPというプログラムで動いているので、WordPressが最新でもPHPが古いと機能が作動しなかったり、処理が重くなる、あるいはエラーが表示されるといった問題が起こりやすくなります。
推奨バージョンで作動しているかは、管理画面「ツール」→「サイトヘルス」から確認できます。
おすすめの改善のなかに「サイトがPHPの古いバージョン(*.*.*)を実行しており、更新をおすすめします」と表示されている場合は、PHPバージョンの変更をおすすめします。
各サーバーのPHPバージョンアップについては、以下のボタンから確認できます。
種類①:メジャーアップデート
1つ目のメジャーアップデートは、大きな改修や機能追加が行われるアップデートでして、最近は3〜6ヶ月に一度行われています。
例えば「WordPress5.7→5.8」のように、数字の2桁目が繰り上がります。
基本的に、WordPressの自動更新機能では更新されないので、各自でアップデートする必要があります。
アップデート時の不具合発生のリスクも高いため、このあと説明するWordPressのアップデート手順を参考に対応しましょう。
種類②:マイナーアップデート
2つ目のマイナーアップデートは、不具合修正を主として行われるアップデートでして、最近は1ヶ月に一度くらいのペースで行われています。
例えば「WordPress5.7.1→5.7.2」のように、数字の3桁目が繰り上がります。
基本的に、WordPress側が自動更新してくれるので、それほど問題になるケースは少ないですが、万が一のために定期的なバックアップをおすすめします。
更新が完了すると、WordPressに登録されている管理者メールアドレスに通知メールが送信されます。
管理者メールアドレスは管理画面「設定」→「一般」から確認してください。
WordPressを最新バージョンに更新する方法
それでは、WordPressを最新バージョンに更新する方法を解説していきます。
WordPress更新の手順
- WordPressのバックアップを行う
- WordPressテーマ、プラグインの更新を行う
- プラグインを一時的に全て無効化する
- WordPress本体のアップデートを行う
- 無効化したプラグインを再度有効化する
手順①:WordPressのバックアップを行う
まずは、万が一に備えて事前にバックアップを取っておきましょう。バックアップの手段はなんでもOKです。
レンタルサーバーの機能を利用したり、FTPでダウンロードしたり、プラグインを利用してみてください。
ご自身の取得しやすい方法で対応しましょう。
手順②:WordPressテーマ、プラグインの更新を行う
バックアップが完了したら、WordPressテーマとプラグインの更新を行います。
WordPress管理画面「ダッシュボード」→「更新」から行うか、WordPressテーマとプラグインの一覧画面から更新できます。
WordPressテーマとプラグインは同時に更新できないので、両方に更新がある場合はそれぞれに対応しましょう。なお、順番に決まりはありません。
WordPressテーマとプラグインの自動更新について
WordPressの公式ディレクトリから配布されているテーマとプラグインは、自動更新が可能なので、面倒なアップデートの手間を省くことができます。
ただ、アップデートのタイミングが読めないため、万が一に備えて定期的なバックアップを取っておくことをおすすめします。
▼ WordPressテーマの場合
WordPress管理画面「テーマ」を選択し、自動更新したいテーマをクリックします。
テーマ作者の下に表示される「自動更新を有効化」をクリックすれば設定完了です。
▼ プラグインの場合
WordPress管理画面「プラグイン」を選択し、自動更新したいプラグインの「自動更新を有効化」をクリックすれば設定完了です。
手順③:プラグインを全て無効化する
WordPressテーマとプラグインの更新が完了したら、WordPress本体の更新に進みますが、その前に利用しているプラグインを全て「無効化」にしてください。
有効化したまま作業すると万が一問題が発生した際にアップデートが原因なのか、プラグインの影響なのか切り分けが難しくなります。
プラグインの無効化は、WordPress管理画面「プラグイン」→「インストール済みプラグイン」から行えます。
手順④:WordPress本体の更新を行う
プラグインの無効化が完了したら、WordPress管理画面「ダッシュボード」→「更新」をクリックしてください。
「WordPressの新しいバージョンがあります」の項目から「今すぐ更新」をクリックします。
手順⑤:無効化したプラグインを全て有効化する
WordPress本体の更新が完了したら、先ほど無効化にしたプラグインを全て「有効化」にしてください。
サイトの動作確認をして問題がないようであれば、WordPressの更新作業はすべて完了です。
もし、プラグインを再度有効化したときに画面が真っ白になったりエラーが大量に発生する場合は、当該のプラグインがWordPressの最新バージョンに対応していないと考えられます。
このあとの対処法をご覧ください。
「WordPress更新」に関するよくある質問
最後に、「WordPress更新」に関するよくある質問にお答えします。
WordPressに関連するアップデートでは、稀にさまざまな問題が発生しますが、焦らずに原因を特定して対処していきましょう。
①:最新バージョンが反映されない
更新後に機能が使えなくなったり挙動がおかしい場合は、一度スーパーリロードを試してみてください。
ブラウザが一時的に保存しているキャッシュデータが原因の可能性があります。
スパーリロードでキャッシュを無視して読み込むことで問題が解消するかもしれません。
各ブラウザでのスーパーリロードのやり方
・Windows:「Ctrl」+「F5」
・Mac:「Command」+「Shift」+「R」
②:画面が真っ白になってしまう
サイトが真っ白になったり、管理画面が表示されなくなった場合は、アップデートに失敗したか、何かしらの不具合が発生している可能性があります。
エラーを見つけて当該箇所を修正するといった作業が初心者の方には難しいので、問題が起こったら一度元の状態に戻すことをおすすめします。
例えば、当ブログが使用するエックスサーバーのバックアップ復元機能を用いた方法をご紹介します。
この機能を利用すれば、クリック操作のみでサイトを復元できます。
バックアップからの復元方法
まず、エックスサーバー からサーバーパネルにログインします。
ログインが完了すると以下のような画面が表示されます。
カテゴリ内「アカウント」から「バックアップ」をクリックします。
すると、以下のような画面が表示されるので、いつの時点のバックアップで復元するか、どのサイトに対して復元するかを選択します。
また、「対象バックアップ日」は問題が起きたときの日時から近いものを選択してくだい。選択が完了したら「復元を開始(確認)」をクリックします。
復元内容に問題がないことを確認して「復元を開始(確定)」をクリックします。
サイトのボリュームによっては復元に時間がかかりますが、元に戻ったら今度はWordPressテーマとプラグインをすべて無効化してアップデートしてみましょう。
無事更新が完了すれば、WordPress本体の更新は完了です。
その後は、WordPressテーマとプラグインを1つずつ有効化しながら原因を特定していきましょう。
③:エラーが表示されてしまう
管理画面やサイトにエラーが表示された場合は、WordPressテーマとプラグインがWordPress本体の最新バージョンに対応していない可能性が考えられます。
WordPressテーマやプラグインの開発者さんにて修正対応が行われるまで使わないようにしましょう。
管理画面にアクセスできる場合は無効化していただければOKですが、もしもアクセスできない場合は、サーバーのファイルマネージャー機能を用いてファイル名を変更することで解消できます。
WordPressテーマとプラグインのファイル名変更(エックスサーバーの例え)
まずは、エックスサーバー から「Xserverアカウント」または「ファイルマネージャー」にログインします。
Xserverアカウントからアクセスした場合は、アカウント一覧画面の「ファイル管理」をクリックします。
以下のような画面が表示されたら、WordPressが設置されているフォルダまで移動します。
エックスサーバーの場合「#ドメイン名 #/public_html/」内がWordPressの設置先となります。
すると、「wp-admin」や「wp-includes」といったフォルダが見つかるはずです。
次に「wp-content」というフォルダを選択すると、「plugins」や「themes」といったフォルダが設置されており、この中にWordPressテーマやプラグインが設置されているはずです。
最後に、問題となっているWordPressテーマとプラグインのフォルダ名を変更します。
WordPressテーマとプラグインのフォルダ名をクリックし「名前変更」をクリックします。
フォルダ名を変更して「変更」をクリックして完了です。
まとめ:WordPressは常に最新バージョンで運用しよう!
今回は、WordPressを最新バージョンに更新する方法を解説してきました。
WordPressの更新作業に専門知識は必要なく、初心者でも超簡単なので気づいたら対応してください。
もちろん更新時に問題が起こるリスクもありますが、WordPressをより快適に安全に運用するために必要な作業です。
これからは、常に最新バージョンをキープしつつ運用していきましょう。
今回は以上です。
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というわけで、
今回は「WordPressを最新バージョンに更新する方法を初心者向けに解説」をまとめてみました。
最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございます。