千と千尋の神隠しでわかる社会問題【考察しました】

 
ジブリ作品は内容が深く好きです。その中でも「千と千尋の神隠し」は現代社会を示しているようにも感じます。もっと深く知りたいです。

 

このような思いにお答えします。

 

この記事は、マニア向けです。

 

 本記事の内容
  • 千と千尋の神隠しでわかる社会問題を考察する

 

この記事は、あらすじを話したりはしません。ネタバレというよりもかなり深いところに入りすぎて、あまり見たことのない方どんな作品なのだろうと訪れた方にはハードルが高いと思います。

 

あくまでマニアの所感ですので、ファンそれぞれの意見が違くていいと僕は思っています。それを前提に読んでみてください。

 

それでは、さっそく見ていきましょう。

 

千と千尋の神隠しでわかる社会問題を考察する

千と千尋の神隠しでわかる社会問題を考察する

 

※マニアの方、酒を片手に楽しんでもらえたら嬉しいです。

 

カオナシの正体

 

まず、カオナシがどのようなメッセージ性を背負っているのかを探りましょう。

 

  • カオナシ=孤独な存在の象徴と定義します。

 

  • 居場所がなく誰からも頼られない存在
  • 存在すら疑わしい存在
  • 誰からも気づいてはもらえない存在。

 

まさにが無し

 

本編の中で『そこに立っていると雨に濡れますよ』のシーンからカオナシの感情が芽生え始めたことはご存知のとおりですね。

 

初めて人に気づいてもらえた嬉しさと、千尋ならそばにいてくれるという喜びを感じたのでしょう。

 

千尋を手放さないためにも、あの手この手で千尋の気を引こうとするカオナシですが、自分の思い通りにいかないカオナシは、居場所が完全になくなることを恐れ、希望であった千尋を前に怒り狂うのです。

 

千尋に付きまとうのも、希望を持っている証拠ですね。

 

銭婆から『あんたはここに残りなさい。手伝ってもらいたいことがたくさんある。』のシーンでどこか幸せそうなカオナシ。

 

希望を持ち続けた結果が居場所を見つけることに繋がった。と僕はそう思います。

 

現実でも人に存在を認めてもらえるって嬉しいですよね。

 

カオナシ=今を生きる現代人みたい。と思いませんか?

 

・カオナシ=現代人

 

  • 自分の生まれた意味を忘れてしまった人
  • もらう事が目的になってしまった人
  • 奪うことで、ステータスを上げていく人

 

千尋のセリフで「あの人は油屋にいるからいけないの。あそこを出た方がいいんだよ」というシーンがあります。

 

この社会に適合して生きようとするから、自分を失ってしまうということです。

 

この社会のシステムと、この作られた常識から抜け出すことができれば、今どんなにカオナシみたいな人も、みんな本当は輝いていけるのではないですか?

 

 カオナシのメッセージ性を考察した結果が、以下のとおりです。

  • 人間誰しもが持つ心の象徴
  • 人間は居場所を見つけようとする
  • 人間は誰かに認められようとする
  • 人間は社会や環境に取り込まれて人格すら変化する
  • 人間本来の姿こそカオナシなのかもしれない

 

結論:カオナシ=人間

 

 
カオナシ(通常モード)から足が何度か出てくるシーンを目撃して間違いないな。と僕は確信しました。
 

なぜ湯屋なの?

 

拝見したところ、居場所のない人が集まる場所のように映されています。

 

  • 2人のヒロインはそれぞれ居場所をなくしています。

 

  • 千尋は、引越しを期に生まれ育った全ての居場所をなくす
  • ハクは、生まれ育った川が埋め立てられて居場所をなくす

 

・湯屋=会社と定義します。

 

  • 湯屋(社会)で生きていくうちに、自分は誰で何をしたい人だったのか見失ってしまいます。気づいたら、自分の人生を生きられなくなっているということです。
  • 湯婆婆が支配する湯屋のように、日本の社会には、この名前を奪うシステムがある。

 

この資本主義経済社会が作る洗脳から脱却をして、自分の生まれた意味を思い出そうというメッセージ性を感じました。

 

子供なら『そんなの変だ、オカシイ!』とわかる嘘の情報を、疑わずに鵜呑みにする洗脳され切った大人たち。

これが社会の現状です。疑わずに、バクバク食べる(千尋の両親)=情報の鵜呑みということです。

 

子供なら簡単に「変だ」とわかる事が、分からない大人たちなのです。

 

湯婆婆と銭婆

 

湯婆婆は「人の欲」を表し、銭婆は「人の心」を表してることが伺えますね。

 

千と千尋の神隠しで伝えたかったことは「二面性を持たないと、この社会システムでは生きられない」という事なのではないでしょうか。

 

湯婆婆のような強欲でお金第一主義で、人を大切にしないキャラクターと、その正反対の銭婆には、心を感じられ、愛情があり、質素で、人を大切にするキャラクターが伺えます。

 

あたしたちは二人で一人前なのに気が合わなくてねぇ」というシーンがありますが、「」と「」というものは、全ての人が持っていますよね?

 

でも、それを切り離して「二面性」を持たなくては、生きられない社会になってしまっているのも現実です。

 

分かりやすい例だと「ハク」でして、完全に二重人格キャラです。

 

千尋に「優しい心」を見せたかと思えば、湯婆婆の元で生きるため「心ない冷徹で効率的」なキャラにもなりますね。

 

この国の資本主義社会は、そうなってしまうシステムがあるのです。二面性無くして、生きられなくなってしまっていると気づきませんか?

 

会社ではひどい上司だけど、家では良いパパ」みたいな人いますよね。

これも、わかりやすい二面性です。

 

主人公千尋の成長

 

千尋は、数々の挑戦を乗り越えたことで洗脳(魔法)から解放されて、自分の世界に戻ることができました。

 

現実社会にも洗脳があり、全ての人が、大なり小なり、洗脳されてしまっています。ここで学ぶことは、それを解くための方法は「挑戦」と「自己認識」なのです。

 

「挑戦、失敗、反省」を繰り返すことで自己認識が変化し、自分の中の間違った情報に気付くことが出来ます。

 

そして、間違った情報を取り除いて行くことで洗脳から解放されていき、理想的な人生が手に入るのではないでしょうか。

 

最後のシーンで門を潜りますが、「洗脳されている人」と「洗脳されていない人」では見え方が違います。

 

あなたは行きのトンネルと帰りのトンネルに変化があったと思いますか?

 

銭婆から貰った髪留めは、自分の世界に戻っても唯一残りました。理由は、良心から与えられたものは、残り続けるということでしょう。良心からの贈り物は僕も未だに残してあります。

 

現代社会でも『心を優先し、与えることを優先する事』が必要なんです。

 

千尋はたくさんの挑戦を超えてきたけど、最後も母親にくっついて歩いていたシーンがあります。結局のところ簡単に変わらないのが、人間ということが伺えました。

 

いかがでしたか?

 

この記事を読んで鑑賞したくなった方もいると思います。

 

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というわけで、

今回は「千と千尋の神隠しでわかる社会問題【考察しました】」をまとめてみました。

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ここまで、記事を読んでいただきありがとうございます。

 

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