こんな疑問にお答えします。
この記事では、特別枠で検索結果の最上部に表示される「強調スニペット」について、出し方や非表示の方法を解説します。
本記事の内容
- 強調スニペットとは
- 強調スニペットの種類
- 強調スニペットの出し方
強調スニペットは、ユーザーの検索キーワードに対して明確な回答を持つ信頼性の高い記事を検索結果の最上部に強調表示する仕組みです。
強調スニペットに表示されると「検索1位」よりも上の通称「検索0位」に表示されるので、より多くの検索流入が期待できます。
それでは、さっそく見ていきましょう。
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強調スニペットとは
強調スニペットとは、ユーザーの検索キーワードに対して的確に回答している部分(「〇〇とは」など)が、Google検索結果の最上部に強調して表示される仕組みのことです。
強調スニペットは、記事の一部抜粋に限らず、ページタイトル、URL、画像なども表示されます。
つまり、ユーザーにとっては記事をクリックしなくても求める情報を素早く手に入れることができるので、効果的にユーザーの注目を集められます。
強調スニペットが表示される場所
強調スニペットには記事の一部抜粋された文章や画像、ページリンク、ページタイトル、URLなどが表示されます。
下記は [スニペット] と検索して表示された強調スニペットでして、回答になる部分が抜粋されています。
記事中から「スニペット」について短く簡潔にまとめられた部分が抽出されて、検索結果の最上部に表示されていることが分かります。
強調スニペットの種類
強調スニペットに表示される種類はいくつかあり、どのような形で引用されるかによって見た目が変わります。
なお、強調スニペットには以下の情報が含まれます。
強調スニペットに含まれるもの:
- 第三者のウェブサイトから引用された情報
- ページへのリンク
- ページのタイトル
- ページの URL
強調スニペット内の引用コンテンツは、段落、リストまたは手順、表などの形式で表示されます。
それでは、強調スニペットの種類を見ていきましょう。
テキスト型
ユーザーの検索キーワードに対する回答が明確な場合、テキスト形式で表示されることが多いです。
ほとんどの強調スニペットはこのタイプになります。
リスト型
検索キーワードに対する回答が箇条書きや手順の方が明確で分かりやすいと判断された場合、リスト形式で表示されることがあります。
強調スニペットとして採用された部分は、リストタグでマークアップされていることがほとんどで、Googleが適切にピックアップして表示しています。
テーブル型
検索キーワードに対する回答がテーブルの方が明確で分かりやすいと判断された場合、テーブル形式で表示されることがあります。
該当ページへ行くと価格表がテーブルタグでマークアップされており、Googleが適切にピックアップして表示しています。
その他
その他にも強調スニペットに似ているものがあります。
特徴としてはリンクがなかったり、Googleのサイトであることから強調スニペットの条件を満たしていないものです。
動画タイプ
YouTubeに投稿されている動画がピックアップされる場合があります。
YouTubeは強調スニペットの条件である「第三者サイト」とは言えないため、厳密には強調スニペットではないと考えます。
また、以下のような全くリンクがないケースも強調スニペットではないと考えます。
「東京 天気」で検索
「1ドル」で検索
「BMW5 価格」で検索
強調スニペットのメリット
強調スニペットは基本的に検索結果の最上部に表示されるため、検索からの流入増加が期待できます。
また、強調スニペットを目にしたユーザーの中には情報を信頼・安心してクリックするケースもあると考えられます。
つまり、通常は検索結果が5位以降だったとしても、強調スニペットによって一気にクリック率が大きく高まることが期待できるので、サイト運営者にとってのメリットは大きいです。
そのほか、ユーザーが検索結果からページをクリックするかを判断する上でなるべく少ないアクションで情報を届けられるため、時間短縮やストレス軽減につながり、ユーザーは迷わず知りたい情報へアクセスできるというメリットもあります。
なお、GoogleアシスタントやAlexa(アレクサ)などの登場により、強調スニペットが音声出力として返される場合もあります。
Googleは、Google検索ヘルプページにて以下のように示しています。
強調スニペットについて
強調スニペットは、検索結果の上部にある専用ボックスの中にあり、リンクの上には説明文が表示されます。Google アシスタントで検索すると、強調スニペットが音声出力されることもあります。ほとんどの場合、強調スニペットにはリスティングが 1 つしか含まれません。
強調スニペットの出し方
強調スニペットは、Googleが表示させるかどうかを自動で決めています。その中には表示されないキーワードも存在します。
そのため、メディア運営者が意図的に表示できるわけではありません。
自分のページを強調スニペットとして設定できますか?
ご自分のページを強調スニペットとして設定することはできません。ユーザーの検索リクエストに対して、ページの内容が強調スニペットにふさわしいと Google のシステムが判断すれば、上位に表示されます。出典元:強調スニペットとウェブサイト
検索上位に表示させる
強調スニペットに表示されるコンテンツは、検索結果の1ページ目(10位以内)に表示されているものが多いです。
強調スニペットとして表示されるキーワードは「〇〇とは」や「構造化データ」などユーザーがよく検索するキーワード(ビッグワード)であることが多いため、小手先ではなくしっかりと情報が網羅されているかを確認する必要があります。
一方で上位表示しているのに強調スニペットに選ばれないのであれば、記事修正により表示される可能性を上げることはできます。
結論を簡潔に記載する
強調スニペットはユーザーの悩み(検索キーワード)に対する的確な回答が求められるため、その部分だけで概要を理解できる必要があります。
表示されやすいキーワードとして「〇〇とは」などの明らかに質問であることがわかる場合に表示されやすい傾向があるので「〇〇とは〜です。」といったように意図して表示を狙う箇所を用意することは非常に有効です。
その他には、以下のようなポイントがあります。
- 表記の仕方は「~と思われる」など曖昧な表現ではなく「です」「ます」調で示す
- 質問部分と回答部分の両方を記載する
適切なHTMLマークアップを用いる
Googleが内容を正確に理解しやすくなるようにHTMLマークアップを行います。
- 段落にはpタグを用いる
- 箇条書きにはul/li のリストタグを用いる
- 手順や順番にはol/liのリストタグを用いる
- 表にはtableタグを用いる
Googleはコンテンツの内容や重要度を理解するために、さまざまな要素を利用します。
コンテンツの質はもちろん大切ですが、その内容をGoogleに正しく伝えるための要素を押さえておくことも重要です。
Googleポリシーに準拠する
Googleは、Google検索ヘルプページにて「強調スニペットに関するポリシー」を掲げています。
- 露骨な性表現
- 差別的である
- 暴力的である
- 有害で危険である
- 公共性の高いトピックにおいて広く合意が得られている内容と反している
普通に運営している限りは抵触しない内容ですが、気になる方は今すぐ確認してみましょう。
強調スニペットを非表示にする方法
強調スニペットを意図的に表示することはできませんが、何かの理由で表示したくない場合に非表示することは可能です。
ただし、非表示にすることができても設定によってトラフィックが減少するリスクが高く、基本的にはおすすめしません。
nosnippet メタタグ
nosnippetタグとは、設定されたページのすべてを無効にするもので、強調スニペットだけでなく通常のスニペットも一切表示されなくなります。
メタタグとして <head> に指定してください。
<使用例>
<meta name="robots" content="nosnippet" />
data-nosnippet メタタグ
data-nosnippetタグとは、スニペットに使われたくないテキストを指定するためのタグです。
こちらは <body> に指定してください。<span> や <div> で囲まれた部分を強調スニペットと通常スニペットの両方で表示されないようにすることができます。
<使用例>
<span data-nosnippet>この部分はスニペットとして表示されなくなります</span>
max-snippet メタタグ
max-snippetタグとは、スニペットで使われる文字数を指定文字数以下に制限するためのメタタグです。
設定されたページの強調スニペットと通常スニペットの両方で文字数を制限するため、強調スニペットに適さない文字数以下では強調スニペットに表示されにくくなります。
通常のスニペットとして最低限の文字数は表示させたいが、強調スニペットには表示させたくない場合に使用できます。
<使用例:32文字以下に制限する場合>
<meta name="robots" content="max-snippet:32">
強調スニペットに関する留意点
最後に、強調スニペットに関する留意点をご紹介します。
強調スニペットは頻繁に入れ替わる
強調スニペットは日々変化しており、場合によっては表示されてすぐに消されることもあるなど表示結果の変化が非常に激しいです。
強調スニペットに表示されると通常の検索結果に表示されない
以前は強調スニペットに表示されたページは、通常の検索結果にも表示される「二重表示」ができていました。
しかし、2020年1月の変更によって強調スニペットに表示されたページは通常表示されません。
まとめ:強調スニペットを意識しつつ上位表示を狙おう!
今回は、特別枠で検索結果の最上部に表示される「強調スニペット」について、出し方や非表示の方法を解説してきました。
本記事の内容をおさらいしましょう。
強調スニペットを表示させるコツ
- 上位表示させる
- 回答を短く簡潔に記載する
- HTMLマークアップを適切に設定する
- Googleポリシーに準拠する
強調スニペットを意図的に表示することはできませんが、そもそもユーザーが求めているものを提供できていない記事が強調スニペットに表示されることはありません。
まずは、ユーザーファーストでコンテンツを作成することが最優先です。
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というわけで、
今回は「強調スニペットとは?出し方や非表示にする方法も分かりやすく解説」をまとめてみました。
最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございます。