こんな悩みにお答えします。
この記事では、ブログに最適な文字数について解説します。
本記事の内容
- ブログに最適な文字数とSEOの関係性
- 上位記事ほど長文が多い理由
- ブログの文字数を増やす方法
ブログ界隈では聞いたことがあると思いますが、「最低でも2,000文字は必要」「長文のほうがSEOに有利」など、ブログの文字数に関する様々な意見を小耳に挟みます。
結論として、全ての記事に通用する適正な文字数は存在せず、SEOに直接的に関係しているわけではありません。
文字数を気にしはじめると無理に文字を書き足したり、文字数が少なすぎて不安になったりします。
ただし、ブログは文字数よりも読者ファーストで記事を作成することが最優先です。このことを念頭に置きつつ読み進めてみてください。
それでは、さっそく見ていきましょう。
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ブログに最適な文字数とSEOの関係性
冒頭でもお伝えしたように、ブログの文字数はSEOに関係ありません。
なぜなら、テーマによって文章のボリュームが違うからです。
例えば、ブログの始め方を1から説明しようとしたときに、1万文字を超えてくることはあります。
しかし、今回のような文字数に焦点を当てたときに5,000文字程度でまとめることができても良いのです。
こうしてハッキリ言える理由は、Googleのスポークスマンであるジョン・ミュラー氏が、Twitterにおいて「文字数から記事を評価するようなアルゴリズムは存在しない」と言う趣旨の発言をしているからです。
That’s also what I think, but I need Google (and so John’s 🙂 ) point of view.
— O.Andrieu Abondance (@abondance_com) July 24, 2018
また、Googleサーチコンソールのヘルプページでも同様の回答が見られます。
Googleは記事の文字数で検索順位を判別しているわけではありません。
Googleは読者に価値ある記事を求めている
Googleはガイドラインでも、以下のようなことを公開しています。
- 記事は読者目線で執筆する
- オリジナルのコンテンツを作成する
- 読者に嘘をついてはいけない
- 検索エンジンをだましてはいけない
- コンテンツのコピーをしてはいけない
つまり、上記のようなことを守って記事を作成すれば、文字数はそれほど問題ではありません。
例えば、今回のキーワードで検索するユーザーが知りたいことは、以下のような感じです。
上記を解決できれば、記事の質は高まりGoogleからも評価されます。
つまり、Googleは読者に価値ある記事を求めているので、大事なのは文字数ではなく、読者にとって価値ある記事を書くということです。
長文コンテンツがSEOに強いとは限らない
この時点で文字数があまり重要ではないことが理解できたと思います。
一応断言しておきますと、長文コンテンツがSEOに強いとは限りません。
例えば [映画 おすすめ] で検索すると「オススメの映画101選」などの記事が出てきます。
SEOツールで調べてみると、1位の記事は5万文字以上のボリュームでしたが、通常は文字数を増やすために読者が求めていないことを無理やり書くのは無意味です。
ブログの文字数は検索意図による
僕は目安として1本あたり3,000〜5,000文字程度で作成できていますが、それよりも文字数が少ない方は「顕在ニーズ」と「潜在ニーズ」を満たすことができれば、自然と文字数も増えると思います。
「顕在ニーズ」と「潜在ニーズ」については、「ブログやSEOの考え方で検索意図とは?調べ方を初心者向けに解説」にて詳しく解説しているので、参考になれば幸いです。
上位記事ほど長文が多い理由
ここまでは文字数が少なくても、Googleで上位表示される可能性はあると説明してきました。
しかし、実際のところは上位表示されている記事は長文のものばかりだというのも事実です。
Googleは長文コンテンツをSEO評価していないと言いつつも、実際は長文を評価しているのでは?
この事実は一見矛盾しているように感じますが、以下のような理由も考えられます。
- 多くの読者ニーズに応えている
- キーワードが多く含まれている
- 情報の網羅性を専門性が高い
それぞれについて、解説していきます。
理由①:多くの読者ニーズに応えている
多くの読者ニーズを追い求めた結果、情報をたくさん取り入れて自然と文字数が多くなっていることはよくあります。
例えば、1語で構成されるビッグキーワードを狙ったときは情報を網羅するために広範囲で知識を詰め込まなければいけないので、長文になりやすいです。
しかし、読者ニーズを満たすことが前提なので、文字数を増やすことが目的になってしまってはいけません。
理由②:キーワードが多く含まれている
SEOの観点からキーワードはタイトルや見出しのほか、文章に含めることも重要です。
なぜなら、キーワードが含まれる記事をGoogleは「この記事はよく説明できている」と評価する可能性があるからです。
つまり、そこを意識する方は結構多くて、キーワードを増やすために文章ボリュームが増えている場合もよくあります。
理由③:情報の網羅性と専門性が高い
読者ニーズを満たすために情報の網羅性と専門性を高めれば、文字数が増えるのも自然な話です。
例えば、研究結果を説明するためには、目的や研究データを提示しなければならないので自然と文章は長くなります。
つまり、文字数が増える要因には情報の網羅性と専門性があるというわけです。
ブログの文字数を増やす方法
ここからは、ブログの文字数を増やす方法をご紹介していきます。
文字数を増やす方法
- ターゲットを明確にする
- ブログテーマを絞る
- 検索意図を洗い出す
- 読みやすい文章を心がける
- 読者に役立つ情報を詰め込む
順に説明していきますので、ぜひ試してみてください。
方法①:ターゲットを明確にする
ターゲットを明確にすると読者の検索意図が理解できるようになるので、文章が書きやすくなるだけではなく、文章ボリュームも増えます。
また、大勢に向けて記事を書こうとすれば執筆が進まず、文字数も増えませんが、1人を対象に記事を書こうとすれば執筆は進むものです。
例えば、過去の自分や家族、友人などを想像してみてください。その相手が悩んでいることや疑問に思っていることを解決してあげる感覚で記事を書いてみてください。
ブログにおけるペルソナの作り方(書き方)を分かりやすく解説【設定は簡単】
方法②:ブログテーマを絞る
記事を作成する前にブログテーマをある程度決めておきましょう。
なぜなら、テーマを絞ることで読者ニーズを満たすだけでなく、テーマに特化した内容のほうが文字数も自然と増えるからです。
文字数を増やそうとして無理やり記事を書くのはNG行為です。
説明の長い文章は読者にストレスを与えるだけでなく、満足度が下がるのでSEO的にも不利な影響をもたらします。
結果として、誰にも刺さらない記事(誰にも読まれない記事)になってしまいます。
方法③:検索意図を洗い出す
どうしても文字数が増やせないのは、検索意図を理解できていないからです。
例えば [ブログ 稼げない] というキーワードなら、以下のようなニーズが考えられます。
- 顕在ニーズ:ブログで稼げない理由や原因が知りたい
- 潜在ニーズ:原因を解消してブログで稼げるようになりたい
この場合、記事の中で「ブログで稼げない原因」と「ブログで稼げるようになるコツ」の2つを説明すれば自然と文字数は増えます。
しかし、検索意図が理解できていなければ「ブログで稼げない原因」くらいしか書けないでしょう。
ブログやSEOの考え方で検索意図とは?調べ方を初心者向けに解説
方法④:読みやすい文章を心がける
文章は読者の読みやすさに気遣うことも大切です。
例えば、結論を後回しにする文章構成は読者から嫌われますし、誤字脱字や文法の誤りがあると読者は気を取られて本文内容に集中できなくなってしまいます。
また、読みづらい文章を書いている本人もおそらく良い記事は書けないでしょうし、執筆も詰まることが多い状況だと思います。
下記の記事を参考にしていただければ、読みやすさと文字数を改善できるので、参考にしてみてください。
方法⑤:読者に役立つ情報を詰め込む
文字数かせぎで書いている文章は、内容が平坦なため読者は飽きてしまいます。
それなら、読者に役立つ情報を詰め込んで読者を満足させたほうが文字数も増えますし、読者も喜んでくれます。
情報を詰め込むには勉強も必要ですが、それはブログ運営者のやるべきことです。
具体的には、
- Googleなどで最新の論文を探す
- 国や研究のアンケート調査結果を探す
- 図書から参考文献を探す
- SNSの書き込みから引用する
といった方法がおすすめです。
文字数関係なしにSEOで上位表示するコツ
ここからは、文字数関係なしにSEOで上位表示するコツをご紹介します。
その①:ロングテールキーワードを狙う
最も上位を獲得しやすいのは、ロングテールキーワードで記事を書くことです。
ロングテールキーワードとは、検索数の少ない複合キーワードのことを指します。
ロングテールキーワードでSEO上位を獲得できれば、その感覚をほかのキーワードでも活かせるようになります。
また、ロングテールキーワードで作成した記事をビッグキーワードの記事に内部リンクすればSEO効果も得られるでしょう。
ロングテールキーワードとは?選び方や調べ方を初心者向けに解説
その②:PDCAを繰り返す
「ブログは書いたら終わり」、「次に編集するのは半年後」の方が多いですが、ブログはPDCAを繰り返していくことでSEOを強化します。
※ PDCAとは、Plan(計画)、Do(実行)、Check(測定・評価)、Action(対策・改善)のプロセスのこと。
簡単に説明すると、記事を書いたら結果を分析して、改善できるところは修正して、また結果を分析するといった繰り返しを続けることです。
この作業ができないと検索上位を目指すのは向いていないかもしれません。
ブログ記事のリライトとは?具体的なやり方や注意点を分かりやすく解説
その③:文章をまとめるスキルをつける
文章をまとめるスキルがSEOで上位表示するために直接必要なわけではありませんが、スキルを身につけておくことは大切だと考えます。
おすすめは、Twitterを使って要点をまとめる練習をしておくことです。
なぜなら、1ツイートの文字制限は140文字でブログの一文もその程度におさえたいことから、ちょうど良い練習になるからです。
Twitter(ツイッター)の始め方!ブログ初心者向けに使い方を解説
おすすめの文字数カウントツール
最後に、おすすめの文字数カウントツールをご紹介します。
- Word
- Googleドキュメント
- 文字カウントツール「なんもじ」
特別な設定は必要なく誰でも試せるので、ぜひ取り入れてみてください。
ツール①:Word
ブログの下書きにWordを使われている方は、文字数カウント機能が付いています。
基本的に画面下部に文字数が表示されます。
また、範囲選択しても文字数が表示されるので活用してみてください。
ツール②:Googleドキュメント
ブログの下書きにGoogleドキュメントを使われている方は、文字数カウント機能が付いています。
画面上部メニュー「ツール」→「文字カウント」をクリックします。
「入力中に文字数を表示」にチェックすると、画面左下に文字数が表示されるようになります。
ツール③:なんもじ
WordもGoogleドキュメントも使わない方は、文字カウントツールなんもじがおすすめです。
入力枠に文章をコピペすると、現在の文字数を表示してくれます。
もちろん無料なので、ぜひ試してみてください。
まとめ:ブログは文字数よりも読者ファーストを意識しよう!
今回は、ブログに最適な文字数について解説してきました。
本記事の内容をおさらいしましょう。
- ブログの最適な文字数はキーワードによって変わる
- 記事1本あたり3,000〜5,000文字程度が目安
- 顕在ニーズと潜在ニーズの2つを満たせる記事を書く
- SEO上位を狙うコツは「ロングテール」「PDCA」「まとめるスキル」
上記のような感じです。
ビッグキーワードを狙うときはどうしても長文になってしまいますが、大事なのは読者の「顕在ニーズ」と「潜在ニーズ」を満たせる記事を書くことです。
最適な文字数はなく、読者を満足させる記事を書けばOKということを覚えておいてください。
今回は以上です。
ブログを始めたい方へ
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ブログをこれから始める方は、下記の記事が参考になります。
● 完全初心者向けブログの始め方マニュアル【収益化まで徹底解説】
また、初心者向けに10分でできるWordPressブログの立ち上げ方法もご紹介しています。
● WordPressブログの始め方【初心者でも最短10分の作り方】
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というわけで、
今回は「ブログに最適な文字数とSEOの関係性を徹底解説【結論:読者ファースト】」をまとめてみました。
最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございます。