こんな悩みにお答えします。
この記事では、ブログをリライトする具体的な方法や注意点について解説します。
本記事の内容
- ブログ記事のリライトとは
- ブログ記事をリライトする方法
- ブログ記事をリライトするときの注意点
今回は「ブログの検索順位が上がらない!」と悩んでいる初級〜中級者向けの内容です。
過去記事を全面的に見直すことで検索順位が上がるので、収益もUPするかもしれません。
※ リライトせずして検索順位は上がりませんし、収益も上がりませんので、いつまでも先延ばししている人は永遠に稼げないと断言します。
それでは、さっそく見ていきましょう。
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ブログ記事のリライトとは
リライトとは、過去に投稿した記事の文章や画像を見直して、読者がより読みやすいように追記したり書き換える作業のことです。つまり、読者の利便性を考慮した良いコンテンツへとブラッシュアップすることを指しています。
また、ブログをリライトすることはSEO効果を高めるほか、PV数の拡大にも期待できるので、サイトを成長させるために欠かせない作業のひとつです。
リライトするタイミングは50記事を超えたあたり
正直なところ、リライトをするタイミングに決まりはありません。
ご自身がブログ分析で「伸びが悪いな」と思ったときがリライトをするタイミングだと考えます。
一応目安としては、50記事くらい蓄積してからでOKです。
なぜなら50記事書くのに平均3ヶ月ほどかかりますので、記事の検索順位が落ち着くのもそのくらいです。ちょうど良いタイミングとしては良い目安なのかもしれません。
それにコンテンツが不足しているとブログに対する読者の満足度が低いので、リライトの効果を検証できません。
効果的にブログを改善していくためにも、ある程度のコンテンツが完成したタイミングでリライトに取り掛かりましょう。
検索順位を上げるSEO効果がある
ブログ記事をリライトすることで、以下のようなSEO効果が考えられます。
- 検索順位が上がる
- 検索順位が下がる
- 検索順位が変わらない
つまり、検索エンジンから再評価されて特定のキーワードにおける、該当記事の検索順位が変動します。
※ リライトした記事の再評価が悪く検索順位が下がってしまう場合や、リライト前と評価が変わらない場合もある。
ブログ運営者は、狙ったキーワードでの検索順位を上げることが運営のポイントです。
実は初心者向けのSEOチェックリストを作成したので、ぜひ時間のあるときに確認してみてください。
SEO対策チェックリスト65項目をご紹介!内部対策・外部対策
検索エンジンのインデックスを促進する効果がある
一般的に記事を公開したときや記事を更新したときには、検索エンジンによってインデックスが行われます。
しかし、記事によってはいつまでもインデックスされない場合もあります。
その場合は記事をリライトすることでインデックスを促進することができます。
誘導したいページへの遷移率を上げる
ブログ記事をリライトすることで、サイト運営で1番の目的となるCV(広告のクリック数やサービスの成約)を上げることができます。
CVを上げるには遷移率と呼ばれる「読者が1つのページから別のページに移動した割合」の改善が必要になります。
リライトがマイナスに働くこともある
リライトすることが全てプラスの方向に働くとは限らず、検索順位の下落も考えられます。
どうして検索順位が下落するのかというと、以下のようなことが考えられます。
■ 検索キーワードとの整合性が低くなってしまった
検索キーワードと記事タイトルの文言やコンテンツ内容との整合性が低くなるような内容にリライトしてしまった。
■ 文脈がわかりづらくなってしまった
誤字脱字や分かりづらい言い回しの文脈にリライトしてしまった。
■ ガイドライン違反内容を盛り込んでしまった
キーワードの乱用や内容の薄いコンテンツなど、Googleガイドライン違反となるような内容にリライトしてしまった。
こうしたケースを避けながらリライトすることが重要になります。
ブログ記事をリライトする方法
ここからは実際にブログ記事をリライトする方法について解説します。
記事数が増えると全ての記事をリライトするのは難しいので、1番上位表示を狙えそうな記事からリライトしていくのがポイントです。
ブログリライトの手順
- リライトが必要な記事を調査する
- 検索上位の記事をリライトする
- コンバージョン率を上げる
- リライト後の効果を検証する
- 解析ツールでアクセス数を確認する
それでは、順に詳しく解説していきます。
手順①:リライトが必要な記事を調査する
ブログをリライトする場合は、検索順位によってリライトの内容も変わるので、はじめに調査しておきましょう。
検索順位を調べる方法としては
- RankTrackerを使用する方法
- Googleサーチコンソールを使用する方法
があります。
❶:Rank Trackerを使用する方法
検索順位を調べるためのツールとしておすすめなのが、Rank Tracerです。ブロガーの中でも神ツールとして扱われています。
Rank Trackerについては「Rank Tracker(ランクトラッカー)の料金や使い方を徹底レビュー【GRCもあり】」にて詳しく解説していますので、参考になれば幸いです。
❷:Googleサーチコンソールを使用する方法
もう1つは、Googleサーチコンソールでサイトの検索順位を確認する方法です。
「検索パフォーマンス」から検索キーワードごとに、ランクインしている記事の「クリック数」「表示回数」「CTR(クリック率)」「平均掲載順位」を確認することができます。
また、検索エンジンにインデックスされていない場合は、Googleサーチコンソールを利用して催促申請ができます。
Googleサーチコンソールについては「Googleサーチコンソールの使い方と設定方法を分かりやすく解説」にて詳しく解説していますので、参考になれば幸いです。
手順②:検索上位の記事をリライトする
続いては、上位表示が狙えそうな記事の古い情報の更新や追記、書き直しを行いたいのですが、
すべての記事をリライトするわけではなく、検索順位によって「リライトした方がいい記事」と「リライトしなくていい記事」があります。
そこでリライトした方がいい記事は、検索順位が6位から100位までの記事です。
一方で検索順位が100位より低い場合は、記事がコンテンツとしてほとんど評価されていないと思ってOK。
一旦100位以下の記事はリライトをせず、ほかに効果が出る可能性の高い記事を優先的にリライトしましょう。
また、リライト方法も記事の順位に応じて変わります。
1位
検索順位で1位を獲得した記事は、Googleに1番評価されているので、リライトする必要はありません。
ただし古い情報があれば、ほかの記事よりも優先して新しい情報にリライトしましょう。
2位〜5位
検索順位で2位〜5位にある記事は検索順位をどうしても上げたい記事以外は、ほかの記事を優先させましょう。
なぜなら上位表示されている記事は、Googleが十分検索結果にマッチしている記事だと評価しているからです。
6位〜50位
検索順位で6位〜50位くらいまでの記事は、Googleから検索キーワードの意図にマッチした内容だと認められています。
「より検索意図に合うようにコンテンツを充実させる」ことを主としたリライトをしていきましょう。
検索順位が低いのは記事のコンテンツ量が少なかったり、検索意図に答えきれていないことが原因だと考えられます。
上位に行けば行くほどにリライト効果が出づらくなりますが、よりユーザーにとって価値のある記事になっていけば自然と上位表示されます。
ブログやSEOの考え方で検索意図とは?調べ方を初心者向けに解説
51位〜100位
検索順位が51位〜100位くらいまでの記事は、リライトする価値がある記事です。
順位が上がらない理由としては記事の内容が不十分か、ドメインパワーが低いことが考えられます。
手順③:コンバージョン率を上げる
次にコンバージョン率を上げることを目的にリライトしていきます。
コンバージョン率を改善させるためにリライトする記事は、アクセスを集めていて改善結果が分かるものです。
検索1位〜20位までの記事は、コンバージョン率改善のためのリライト対象となります。
なお、21位以降の記事は対象とせず、検索順位を上げることに集中しましょう。
具体的な改善内容
- 最新の情報に更新する
- 文章のテンポを意識する
- 記事内に画像を入れる
- 関連記事のリンクを追加する
- 検索キーワードを再検討する
検索上位の記事をリライトするのは抵抗がありますが、コンバージョン率を改善する場合は、記事内容が大きく変わることはなく順位変動しにくいため、積極的に改善していきましょう。
手順④:リライト後の効果を検証する
リライト作業は、1度リライトして終わりではありません。
対策が正しかったのかどうか、リライトの目的を達成できたのかどうかを検証する必要があります。
検索順位のためのリライトであれば検索順位がどう変わったのか確認し、記事の遷移率を高めるためのリライトならページのPV数の変化やユーザーの滞在時間の変化などを確認します。
もしもSEO効果が出ない場合は、ユーザーの検索意図や競合調査、不足しているコンテンツの追加や不要なコンテンツの削除などを検討する必要があります。
※ リライトした記事が検索エンジンに再評価されるまでに2週間ほどかかります。
ブログ記事をリライトするときの注意点
最後にブログをリライトするときの注意点をご紹介します。
新記事を作成する際の注意点でもありますが、リライトを行う際にも以下のポイントを抑えることで記事の評価が大きく変わります。
①:何も考えずにリライトしてはいけない
リライトをするときは目的を持って取り組みましょう。何も考えずにリライトするのは評価を下げる可能性が高いです。
とくに「上位表示する優先度は高いのか?」「目標の順位は明確なのか?」を意識する必要があります。
ちなみに記事を書くときも、リライトするときもキーワードを意識できないと厳しいです。
ブログでSEOキーワードの入れ方を初心者向けに分かりやすく解説
②:1度リライトして終わりだと思ってはいけない
リライトは1度実施して終わりではありません。2,3回目で上位表示することもあります。
リライトの流れ
- 記事公開
↓ - 1ヶ月経過・検索順位チェック
↓ - リライト(1回目)
↓ - 1ヶ月経過・検索順位チェック
↓ - リライト(2回目)
↓ - 1ヶ月経過・検索順位チェック
↓ - リライト(3回目)
都度、順位が上がっているかどうかを確認することが大切です。
③:重複ページになるリライトをしてはいけない
リライトしたページが既存の記事と重複してしまうと、ユーザーの利便性が低下して検索エンジンからの評価もされづらくなってしまいます。
重複ページは1つの記事にテーマを統合してリライトするようにしましょう。
その際に最も評価の高いページに301リダイレクトすることで評価が高まりやすくなります。
また、低品質ページが削除されることも評価の向上につながります。
④:著作権を侵害するようなリライトをしてはいけない
著作権とは知的所有権の1つでして、自己の著作物の複製や発信などを独占する権利のことです。
他人の著作権を侵害すると損害賠償や訴訟になる可能性もあり、記事のライティングを行う際に必ず気をつけなくてはならないポイントです。
僕も失敗はありますし、気づかず・知らずに侵害していたというケースは多いと思います。
しかし言い訳にはできませんので、注意されたら真摯に受け止め対応してください。
原稿に引用文を使いたい場合は、どこからどこまでが引用なのかが分かるように明確に区別して、必ず引用元を記載するようにしましょう。
ブログの引用の書き方について解説【画像や文章には著作権がある】
⑤:E-A-Tを無視してリライトしてはいけない
E-A-Tとはコンテンツの評価基準の1つでして、以下の3つの要素の頭文字をとったものです。
- Expertise:専門性
- Authoritativeness:権威性
- TrustWorthiness:信頼性
SEO効果を高めるためには、このE-A-Tを満たすことが重要になってきます。
専門的な内容かつ最新の情報を記載し、ユーザーの満足度をより高める工夫を施しましょう。
ブログで権威性を作る必要はある?【E-A-Tをもとに分析してみた】
まとめ:ブログ記事のリライトはSEO効果にもつながる!
今回は、ブログ記事をリライトをする方法や注意点について解説してきました。
リライトは、3つの目的を意識して改善しましょう。
- SEOを強化して検索順位を上げる
- 誘導したいページへの遷移率を上げる
- 検索エンジンのインデックスを促進する
改めて記事の書き方を見直したい方は「ブログ記事の書き方を分かりやすく解説!初心者でも悩まず書く方法」を参考にしていただければ幸いです。
または、以下で紹介する書籍を読んでライティングを学ぶのもおすすめです。
おすすめ図書:20歳の自分に受けさせたい文章講義
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● 完全初心者向けブログの始め方マニュアル【収益化まで徹底解説】
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● WordPressブログの始め方【初心者でも最短10分の作り方】
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というわけで、
今回は「ブログ記事のリライトとは?具体的なやり方や注意点を分かりやすく解説」をまとめてみました。
最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございます。